こんにちは!
12月6日は「大雪」、そして冬本番の寒さが続く時期ですね。この時期は、子どもの冷えや体調不良が気になる方も多いのではないでしょうか。そこで今日は、中医学の知恵を取り入れた「推拿(すいな)」を使って、冬を元気に乗り切るためのケアをご紹介します。
また、今回の記事では、本書『こころもからだもととのえる繊細っ子のための親子マッサージ』に掲載している内容を少しだけご紹介!本には、日々のケアに役立つ推拿法がたくさん載っていますので、ぜひ参考にしてみてください。
大寒に気をつけたいこと
大寒の時期は、一年で最も冷え込む季節。中医学では「冬は陽気(体を温める力)を蓄える時期」とされています。以下のポイントを意識しながら、お子さんの体を冷えから守りましょう!
- 体を冷やさない工夫を
首、手首、足首をしっかり暖めることで、冷えを防ぎます。 - 温かい食事を心がける
体を中から温めるスープや煮込み料理がおすすめ。 - 推拿で血行を促進する
簡単な手技で血流をよくすることで、冷えに負けない体を作ります。
冬におすすめの推拿ケア:簡単2つの方法
1. 足裏の「湧泉(ゆうせん)」をマッサージ
- 場所: 足裏の中央より少し指寄りのくぼみ。
- やり方:
- 子どもの足裏を軽く包むように持ちます。
- 親指で「湧泉」を押しながら、円を描くようにやさしくマッサージします。
- 片足2~3分ずつ行いましょう。
- 効果: 冷えを防ぎ、体を全体から温める効果があります。
2. 背中の「工字搓背(こうじさはい)」をさする
- 場所: 背中全体、特に背骨のライン。
- やり方:
- 子どもをうつ伏せに寝かせ、手のひらを使って肩甲骨間と仙骨を左右にい、背骨を上下に優しくさすります。
- 「I」の字を書くようなイメージで、肩から腰まで滑らせるように動かします。
- 2~3分程度行いましょう。
- 効果: 血行を促進し、体全体を温める効果があります。
本書でさらに詳しく学べます
今回ご紹介した「湧泉」「工字搓背」以外にも、冷え性や風邪予防に役立つ推拿法がたくさんあります。本書『こころもからだもととのえる繊細っ子のための親子マッサージ』では、症状別に具体的なケア方法をイラスト付きでわかりやすく解説しています。
たとえば、大寒の時期にぴったりな以下の内容も学べます:
- 「補腎経」や「取天河水」の使い方
冷えの改善だけでなく、体力をつけるケアも紹介しています。 - 体を温める食材の活用法
中医学の視点から、体を中から元気にする食事のヒントも満載です。
冬のおすすめ養生食
中医学では、食べ物から体を温めることも健康維持のポイントとされています。本書で紹介している冬におすすめのスープを少しご紹介します:
- 冬瓜と鶏肉のスープ
冬瓜や鶏肉をじっくり煮込んだスープは、体を温め、免疫力を高める効果があります。 - 生姜と牛肉のスープ
生姜は体をポカポカにする食材。牛肉と一緒に煮込むと、体力をつける効果が期待できます。
これらのレシピは、家族みんなで楽しめる冬の健康食としてもおすすめです!
まとめ
大寒は寒さが厳しく、体調を崩しやすい時期ですが、推拿や食事を工夫することで、親子で健康に過ごすことができます。今回ご紹介したケアを取り入れて、寒い冬を元気に乗り切りましょう!さらに詳しい情報を知りたい方は、本書『こころもからだもととのえる繊細っ子のための親子マッサージ』をぜひご覧ください。
次回は「風邪予防に役立つ推拿ケア」をご紹介します。お楽しみに!
こんにちは。
保育士の富田です。
気候に合ったブログを楽しみに拝見させて頂いております。
なかなか実践には至らず、先ずはツボの位置を自分の頭の中に作りたいと、自己流の下手な子どもの体の絵を描き、そこにツボの書込みを始めた所です。
1点質問があります。貴著「こころもからだもととのえる…」にあります「全身のツボ(正面)」で「腹陰陽」とは、肋骨の1番下辺り、横隔膜?のイメージでしょうか?
上半身、下半身(腹)の境目という意味でこの名前になったのかなぁ?と勝手に推察したりしています。
宜しくお願いします。
富田英理子