こんにちは!
昨日は、「子ども推拿」との出会いや、私が母として学んだことをお話ししました。多くの方に読んでいただき、とても感謝しています。
今日は、そもそも「子ども推拿」とは何か?という基本的なところから、親が家庭で取り組める簡単なケア方法をご紹介します。「どうやって始めたらいいの?」と思っている方にぴったりの内容です。
子ども推拿ってなに?
「推拿(すいな)」は、手で体を優しく押したり、さすったりするマッサージのような療法で、中国の伝統医学から生まれたものです。「すいな」と聞き慣れない方も多いかもしれませんが、実はとても身近な方法なんです。
子ども推拿は、特に0~14歳の子どもの体に合わせて行う方法で、以下のような特徴があります:
- 優しい力でケア
- 子どもの体は柔らかく繊細です。力を入れず、優しく触れるだけで効果を発揮します。
- 心と体を整える
- 推拿は、体の不調を改善するだけでなく、子どもの不安やストレスをやわらげることが得意です。
- 親子の絆が深まる
- 親が子どもの体に触れることで、安心感を与え、親子のふれあいが自然と増えます。
子ども推拿が役立つ場面
こんな時に試してみると効果的です:
- 風邪の引き始め
- 鼻水や咳が出始めたときに、体を整えて回復を助けます。
- 夜泣きや寝つきの悪さ
- 寝る前に推拿をすると、リラックスしてぐっすり眠れることがあります。
- 冷えやお腹の不調
- 冬場の冷えや消化不良をやさしく改善する手助けになります。
家庭でできる簡単なケア:足裏の「湧泉(ゆうせん)」
湧泉は、足裏にあるツボの一つで、体を温めたり、疲れを取ったりする効果があります。とても簡単なので、ぜひ今日から試してみてください!
- 湧泉の場所
足の裏の真ん中より少し指寄りにある、くぼんだ部分です。 - やり方
- 子どもの足裏を両手で包むように持ちます。
- 親指で「湧泉」を優しく押したり、円を描くようになでたりします。
- 片足3分ずつを目安に行います。
- こんなときにおすすめ
- 足先が冷たいとき
- 疲れてぐずりがちなとき
- 風邪の引き始めや体調がすぐれないとき
子どもが「くすぐったい!」と言ったら、力を少し弱めてあげてくださいね。
推拿を始めるときの準備
推拿は、特別な道具や準備がなくても始められるケアですが、次のことを意識するともっと効果的です:
- 部屋を暖かく
寒いとリラックスできません。お部屋をほんのり暖かくしてから始めましょう。 - 親の手を温める
手が冷たいとびっくりしてしまうので、こすり合わせて温かくしてから触れてください。 - 優しい声かけ
「今からマッサージをするよ~」と声をかけ、子どもが安心できるようにします。
もっと詳しく知りたい方へ
この記事では、「湧泉」という簡単なツボを紹介しましたが、子ども推拿には、ほかにもたくさんのツボやケア方法があります。
本書『こころもからだもととのえる繊細っ子のための親子マッサージ』では、症状別にわかりやすく解説していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
子ども推拿は、難しい知識や道具がなくても、親が家庭で簡単に取り入れられるケアです。今日は足裏の「湧泉」をご紹介しましたが、これをきっかけに、ぜひ親子で触れ合いながら健康をサポートしてみてくださいね。
次回は「夜泣き」にフォーカスして、具体的な推拿法をご紹介します。どうぞお楽しみに!